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痔(いぼ痔、脱肛)・痔瘻とは

痔(いぼ痔、脱肛)・痔瘻とは

日本人の30%以上が患っているという「痔」。痔は、肛門周辺の鬱血による腫れや、硬い便などで粘膜が切れて出血するなど、重症化すると肛門が外に出ることもある病気です。軽度の痔であれば、服薬や塗り薬などで様子を見ることもありますが、日常生活に支障をきたすほど悪化した場合は、手術が必要となることもあります。

主な症状

内痔核は症状の度合いによってⅠ度からⅣ度までに分けられます。
(一般的にⅠ度、Ⅱ度は軟膏等で治療します。 Ⅲ度以上は手術をお勧めします。)

  • Ⅰ度:排便時に出血するが、脱出しないもの 排便時、腫れている内痔核の粘膜に、かたい便がぶつかることで、粘膜が裂けて出血します。出血の程度は、トイレットペーパーに軽くつく程度のものから、多量な出血までさまざまですが、排便が終わるとおさまります。
  • Ⅱ度:排便時に脱出するが、排便が終わると自然に戻るもの 内痔核(イボ痔)が大きくなり、排便時にいきむことで痔核自体が肛門外に脱出(脱肛)してきます。排便が終わると内痔核は自然に中に戻ります。
  • Ⅲ度:排便時に脱出し、指で押さないともとに戻らないもの 内痔核がさらに大きくなり、手で押さないと肛門内に戻らなくなります。戻そうとしても一部が戻らずにうっ血し痛みが出ることや、戻すときに出血することもあります。排便時だけでなく、重いものを持ったりすると脱出することもあります。
  • Ⅳ度:排便に関係なく脱出(脱肛)しているもの 内痔核を手で戻してもすぐに出てきて、いつも出たままの状態になります。複数の内痔核が出ている状態です。肛門内の粘液や流れ出た便で肛門のまわりを汚すことになります

痔の種類

痔の種類説明図

  • 内痔核(いぼ痔) 長時間座っていたり、いきんだりという肛門への過度の負担が、内肛門括約筋と粘膜の間にある組織の血行を悪くし、その血管部分が大きく盛り上がることでイボの状態になることをいいます
    内痔核…肛門内部にでき、悪化すると外側に出てきます(脱肛)
    外痔核…肛門外側にでき、血栓を伴うと強い痛みが現れます。
  • 裂肛(きれ痔) 硬い便を排泄する時に肛門の粘膜表面を傷つけ、切れたり裂けたりすることで痛みや出血が見られる状態のことです。排便時、痛みのために便意を我慢すると便が硬くなり、さらに状態が悪化していきます。日帰り手術の適応外です。
  • 痔瘻(あな痔) 肛門腺(肛門内にある粘液腺のこと)に細菌が入り混むことで、直腸と皮膚の間に通り道ができ、この通り道から膿が排出するようになる状態のことです。これは何度も炎症・排膿を繰り返します。治療には手術しか方法がありません。日帰り手術の適応外です。
    (乳幼児の場合、自然に治ることもありますが、2歳以上になっても閉じない場合手術が必要となります。)

治療法について

  • ジオン注射療法 痔に流れ込む血液の量を減らすことにより、痔を硬化・縮小させて、粘膜に癒着・固定させる療法です。(当院では行っておりません)
  • 凍結療法 痔核を液体窒素で凍結、壊死させることにより除去する方法ですが、現在は殆ど行われておりません。
  • PPH法 肛門より4cmほど奥の粘膜をPPHという自動縫合器を用いて、円筒状に約2㎝直腸粘膜のみ切り取り、つり上げ固定する手術方法です。

当院で採用している「PPH法」について

PPH

従来の痔核を肛門の皮膚ごと切除する痛みの強いミシガンモルガン法と異なり、PPH法は痛みを感じにくい直腸粘膜を、専用の器械を使い一回で切除・縫合するという手術法です。手術は15分くらいで終わり、手術後の痛みもほとんどなく、脱出(脱肛)の場合の再発率は非常に低くなります。当院では、患者さんの安全を第一優先に考え、全身麻酔での手術を行っています。

手術後の傷について

外見上の手術痕はありません。

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